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こだわりのアメリカ留学ブログ ~アメリカの大学で専攻を選ぶ ①~



~前回までのあらすじ&このブログを通して伝えたい事~

私、多田克士は、25歳になる直前に、
「たった1回の人生。悔いの無いように生きたい!」
との思いから、英語もろくにできないままアメリカ留学を決意。
「英語」という壁に何度もぶち当たりながら、何度もへこみながら、
すこーしづつ前へ進んで行きました。
英語もできず、これといって取り柄もないようなこんな人間が、
「夢や目標は実現できる!」ことを身をもって体験しました。
「人には無限の可能性がある」、ということを一人でも多くの人に
伝えられればと願います。

そんなアメリカ留学も、無事コロラドの2年制のコミュニティカレッジを卒業し、
次なるステップとなるアリゾナの4年制大学へ編入したのだが・・・。



<1993年6月中ごろ> 日付が動いてないけど・・・。


クラス登録の日。

アメリカの大学での履修授業を決める場合、
今ではほとんどオンラインで登録できるが、
自分がアリゾナにいた頃は、ネットが主流になる
ちょっと前やったから、クラス登録は、
登録用紙にクラスを記入し、
Registration Office(登録事務局、っていうんかな)へ
その用紙をもっていって、ながーい順番を
待って登録してた。

到着後の6日間の安モーテル生活で、大体取るクラスは
練って決めてた。

っていうか、かなりのいきおいで練った。

そこまで練ったのには「ある」理由があったんやけど、
今日はその話しをする前に、そこまでに至る経緯の
話しをちょっと。

コロラドのコミュニティカレッジを卒業するころには、
編入先の4年制大学のNAUで何を勉強するか、
いわゆる、「専攻」(major、ですね)は決めてたが、
その専攻を決めるまでに、結構葛藤があった。

というのも、実は、おれがアメリカに行った時は、
「学校を卒業する」、という意識は、

まっっっっったく×100、くらいに無かった。

短大も、もちろん大学も、そういうところへ行って、
ましてや、そういうところを卒業する、ということは、
自分の頭の中にはさらっさら無かった。

アメリカへ行った目的をよく聞かれるが、
基本的には、

「英語がうまくなりたい」、ただそれだけやった。

留学したい人の大半の目的はこれやと思う。

だから、大学で何か専門分野を勉強すること、と、英語がうまくなる、
ということが全く結びつかず、とにかく英語だけ
勉強してたかった。

英語以外のことは勉強する気がなかった。

コミュニティカレッジに通い始めたのも、
語学学校行ってるより学費が安かったからで、
「そこを卒業しよう」「短大卒の資格を取ろう」、
なんて考えは全く無かった。

というより、ほんまに、あほみたいな話しやと思うし、
自分の無知さをネット上でさらけ出すようなものやけど、
高卒で6年日本で働いてそのままアメリカに来たから、
そもそも、「大学教育」、っていうものを根本から
知らんかった。

単位って何?、みたいな。

あほもええとこですよ。

だから、コミュニティカレッジ通いだした
最初の1年は、ただ単に自分が取りたい
授業だけを取ってた。

必修科目とか、必要な単位数とか、
そんな、「システム」、があること自体知らんかったし、
その短大に通ってる人たちが、

「そこを卒業するために通ってる」、なんて、

ほんまにシランカッタ。

(書いてて、自分のあほさを思い出してへこむ・・・。)

そんな感じで、全く何にも知らんまま、
1年間コミュニティカレッジへ通ったわけですよ。

その時取ってたクラスっていったら、
ワードとかエクセルの使い方のクラスとか、
タイピングの練習のクラスとか、
「お前は秘書にでもなるんか」、ってクラス取ってた。

そういえば、今思えば、クラスの周りは、おばはんばっかやったもんなあー。
英語もようわからんかったから、おばはんたちは、
「この子、何でこのクラスにいてるんやろう・・・」、って思ってたに違いない。
きっとあのおばはんたちは、遅咲きの秘書、目指してたんやろなあ。

そんな感じで、あほみたいに1年間が過ぎた。

で、夏休みのある日ですよ。

たまたまスペイン語を取って、それがことの他おもろかって、
そのスペイン語のボリビア出身のおばちゃん先生にかなり
お世話になったので、夏休みを利用して、ボリビアに、
「スペイン語留学しようかな」、って
まじで決めかかってたある日のこと。

アメリカって、どの短大や大学にも、
留学生アドバイザー、みたいな人がいて、
色々留学生に対して、勉強のこととか、授業の履修の仕方とか、
生活のこととか、色々アドバイスしてくれる人がいて、
おれが行ってたコミュニティカレッジにもそういう人がいて、
セレスタ、っていうおばちゃんやったけど、(今日おばちゃんよう出てくるな)
そのセレスタから電話かかってきたわけですよ。

”Hello. What kind of classes are you going to take in the next semester?”
(次の学期はどんなクラス取る予定なの?)

みたいなこと聞かれた。

で、今までみたいに、ワードとかエクセルとか、
その他は、歴史が好きやから歴史のクラスとか、
スペイン語取ったから、もう一つ上のスペイン語のクラスとか
取るつもり、みたいな事言ったら、

”How about your General Studies requirements?”
”How many credites have you taken for your General Studies?”
(一般教養課程はどうなってんの?今までに一般教養課程で
何単位とったの?)

みたいな事聞かれて、

一般教養課程? 単位? はあ?

みたいな。

ほんまに、ほんまに、ほんまに、ちょーお恥ずかしい話し、
ほんまにその日まで、

「あの短大通ってる人たちって、そこを卒業するために単位を取ってる」

って、ことをまじでシランカッタ。。。

で、そのセレスタにその日に呼び出しをくらって、
生まれて初めて、

「大学を卒業するための仕組み」、
「そのために履修しないとあかん必須科目」

を教えてもらった。。。

その日から、目標が変わった。

「この学校卒業せんとあかんな」、って。

さあ、そのために、どうしようかな、と、考え始めた。
(遅っ!)

(こんなあほでも何年後かにはアメリカの大学院まで出るんやから、
このブログを読んで、人間やれば何でもできる!、という、少しでも
励みにしてもらいたい) と、自分のあほさをフォローしつつ、

To Be Continued・・・・・。


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少しでも留学に興味のある人はぜひ私達の話しを
聞きにきてください!


2007年7月17日(火)のうれし事

本を買った。
「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」、っていう
PHPから出てるケンブリッジ卒の京大の教授が書いた本。

戦後の「日本人」について書かれてるんやけど、
なかなかおもろい。

山崎豊子さんの「二つの祖国」で東京裁判の不平等さに
関してはかなり詳細に書いてあったけど、
改めてアメリカの「狡猾さ」を痛感する。(ちょっと語弊があるけど。。。)

戦後に、GIたちがガムとかチョコレートを気前よく配ってたのも、
実は、GIたちに米国政府が、そうしろ、と指導してたとは
しらんかった。

そういえば、基本的にアメリカ人ってけちやもんなあ~。

まだまだ勉強不足やけど、
歴史観を持つことはほんまに大事。

うちの生徒さんにもぜひ持ってもらいたい。

ではでは。

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